日曜日
京都11レース
天皇賞 春
6へデントール
2走前の菊花賞は出負けして促しつつ進めましたが、そこまで位置は取れずに後方2列目からの競馬となり、スタンド前では最後方まで下がってそこからは少し外を意識しつつ進め、向正面で少し動いて中団の外まで取り付きながら前のアドマイヤテラを追いかけつつ好位の外までもっていく格好となりました。
3~4角で好位の外から後追いでロスの多い競馬となりましたが、仕掛けつつアーバンシックの一列後ろで直線に入ると、直線序盤で手前を換えつつ置かれてしまいましたがL1でも手前を換えつつ進めて最後まで渋太く伸びて最後で2着争いをハナ差で捕え切りました。
今回は3角下りで一気にペースが上がったときに外を回ると厳しくなりますが、そこまでに良い位置まで持って行き事ができればチャンスは大きくなります。
レーンはトップクラスの騎手と言え、戸崎騎手から乗り替わり(戸崎騎手は他に騎乗馬がいないために東京での騎乗)となるここは勝負度合いの高い1頭と言えます。
11マイネルエンペラー
前走の日経賞ではアーバンシックを相手に正攻法の競馬で完勝し、2走前の日経新春杯では3着に健闘した同馬。
3走前のオリオンSは五分のスタートを切った後は出脚が甘く、好位の外目からじわっと進めて1~2角で番手外までもっていく形となり、道中はメイショウゲキリンの逃げを2馬身ほど後ろで我慢しながら3角に入る格好となりました。
3角下りでも仕掛けを待ちつつ番手外から進め、4角でじわっと促して1馬身差ほどで直線に入ると、直線序盤で左手前に換えて追われてスッと伸びて先頭列に立ち、L1で外のシェイクユアハートとの一騎打ちをクビ差で制しました。
ここは後半特化戦でも、後半が11.1-11.2の明確なトップスピード戦となっており、そこで2列目外から勝負して渋太く粘り切った内容は高く評価できます。
この加速ができている点からも、京都の長丁場でも面白いタイプといえ、ここは軽視禁物の1頭と言えます。
14ビサンチンドリーム
道中はダラーっと脚を使いながら進めて直線はスパッと切れるため、京都長距離戦は好走レンジのド真ん中と言えるタイプの馬ですが、菊花賞は展開や直線の不利があって5着となりました。
菊花賞は躓く不利と前の馬がふらついて追い出しが遅れた中でも2着のへデントールとは0.1秒差となっており、スムーズなら逆転可能の1頭と言えます。
前走はラストで詰められましたが、60kgを背負ってしっかりと着差をつけた内容は評価でき、京都は下り坂をパスして直線2Fを速く走れる馬を買うのが定石といえるだけに、該当するビザンチンドリームは外せない1頭と言えます。
8ショウナンラプンタ
は五分のスタートを切った後は、無理のない範囲で軽く促す程度で進め、中団中目で進めてスタンド前でも中団の真ん中からレースを進めて無理せずじっと我慢させ、向正面で中団の中目でウエストナウの後ろを確保すると、スペースを維持しつつ仕掛けを待って捲りが起こった中でワンテンポ仕掛けを待って3角に入る格好となりました。
3~4角でも中団の中目でアーバンシックの後ろを通し、4角で最内に切って2列目まで持ってくると、直線で左手前に換えて3番手に上がり、L1で前のアドマイヤテラに接近するもまとめて外からヘデントールに差されて4着となっただけに、ヘデントールの方がポテンシャル面では一枚上と言え、ここは連下までの評価となります。
5サンライズアース
すみれSは阪神の内回り戦で、2200mでペースはかなりのスローでしたが向正面で顕著に落ちてここでの捲りが嵌った形での勝利となりました。
ただ、捲った後のL3最速でロングスプリントの中で、しっかりと粘り切ってジューンテイクに完勝した内容は評価できます。
この馬の3F通過は36.3で遅くはなく、前は34.5だっただけに、ここで温存して13秒前後の遅いところの直線地点で動いているため、捲りのメカニズムとしてはタイミング的に完璧だったと言えます。
捲り切って最内ならベストでしたが、一つ外でまとめてきた内容は評価でき、L1の坂の登りで手応え以上に踏ん張ってジューンテイクに対して着差をしっかりつけただけに高い評価が必要です。
前走の阪神大賞典も阪神内回りコースで6馬身差の圧勝劇となりましたが、今回の京都戦は阪神内回りコースと求められる適性が異なるため、ログスプリントを発揮しやすい適性舞台の阪神コースか、ロングスプリント面を問われにくい京都コースに替わる今回は前走よりもパフォーマンスを落としそうな印象があり、人気面を考えると妙味が少ない1頭と言えるだけにここは軽視します。
会員様には6ヘデントールからの馬単指示で28倍的中となり、56万円の払い戻しとなりました。
土曜日の結果
東京3レース
5ロミヒ
2100mに距離延長となった3走前は、発馬で躓くも二の脚はついて中団前めからの競馬となり、勝負どころで手応えは劣勢に見えましたが、直線に向くと渋太く脚を使って2着となりました。
「距離延長が良かったですし、いいレースができました。砂を被るのが苦手なので外を回る形になりましたが、本当は勝ち馬の位置で運びたかったです。スタミナ勝負になったのも良かったです。」との事。
2走前は1800mへの距離短縮でも後続に10馬身の差をつける2着に好走しており、未勝利卒業は時間の問題と言えます。
前走は4着となりましたが、「大柄な馬ですからね。勝負どころで勝ち馬に来られた際にモタついてしまいました。あそこでスムーズにペースアップできれば良かったんですけど、今日は出し切れませんでした。」との事で参考外の4着と言え、東京ダート2100m戦となる今回は、巻き返し濃厚の1頭と言えます。
13プロフェータ
1800mへの距離延長となった4走前は、大外枠から他馬の出方を見つつ中団へ取りつき、そこから向正面でジワジワと位置を押し上げて3角から仕掛けて行く格好となりました。
その後は勝負どころから勝ち馬をマークするような形でジワジワと末脚を伸ばし、際どく詰め寄ったところがゴールでクビ差の2着惜敗となりました。
「外枠からいいスタートを切れましたし、1番人気の馬の後ろでポジションも良かったです。向正面はいいリズムでした。ギアチェンジに少し時間がかかりましたが、最後はしっかり伸びてくれています。」との事。
3走前は中団の外めで流れに乗って進め、2着馬が追い上げたところで一旦我慢して、3角過ぎからの仕掛けとなり、切れる感じはありませんでしたが最後まで粘り強い伸びを見せて4着(5着馬には7馬身差)となりました。
2走前は中団からの競馬となり、向正面で外へ出して3角手前で一気に先頭へ立ち、結果的には先行勢に合わされてきつい形になりましたが4着に健闘しました。
前走は外枠から出たなりで中団に取りつき、向正面でジワッと位置を押し上げて3角から仕掛けると、外を回して直線入り口で手前を替えて最後まで粘り強く伸びて勝ち馬との差を詰めて2着に好走しました。
距離を延ばしてから安定感が出てきており、「使う毎にズブさが改善されてきました。」との事で、2100mに距離延長となるここも上位評価の1頭と言えます。
上記情報馬のワンツー決着で5.9倍的中となり、29万5000円の払い戻しとなりました。
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