日曜日の結果
中京11レース
高松宮記念
5メイケイエール
この馬は左回りでパフォーマンスを高めるタイプだけに、2走前の右回りのスプリンターズSの敗戦はそこまで気にする必要はありません。
3走前のセントウルSは5番枠からやや出負けし、そこから促しつつの競馬となりましたが内の先行勢が引っ張ってくれていたのでスペースは楽に確保する事ができ、上手く押し上げながら好位の外で3角に入る事ができていました。
3~4角でも好位の中目から追走しつつ前のジャンダルムを見ながら4角で外に出し、直線で右手前に替えて一気に伸びてL1でそのまま突き抜けて2馬身半差の完勝となりました。
セントウルSの場合はペースも馬場も良く、内枠でスッとリカバーするスペースを与えてもらった中で3~4角で多少のロスがあってもねじ伏せてきました。
後半のロングスプリント性能が高いところは京王杯スプリングCでも示しており、その辺も含めて総合的に良さが出たのがセントウルSと言えます。
相手関係を考えても、セントウルSのようにしっかりと噛み合えば、ここでも勝ち負け濃厚の1頭と言えます。
15ナムラクレア
4走前の函館スプリントでは、五分のスタートを切った後は最終的に少し控えて2列目の外にポジションを取り、3~4角でも前2頭を追いかけながら2頭分外でロスを作りつつも正攻法の競馬で進める形で楽な手応えで先頭列に並びかけて直線に入ると序盤でスッと出てL1で突き抜けてて2馬身半差の完勝となりました。
50キロの軽量とは言え、32.8と入りが速い中で圧勝したのは今後に向けてかなり大きな材料と言え、この馬のバランスで見ても33.1-34.1と1秒のハイペースでしっかりと前半のスピードを高めてきた内容は評価でき、これなら前傾型になりやすいスプリンターズSでも楽しみが大きい印象がありましたが、スプリンターズSでは9番枠からまずまずのスタートを切り、その後は徐々に下がって好位の外からの競馬で5着となりました。
3~4角でも淡々と淀みなく流れる中で中団に近い位置で外目から正攻法の競馬となり、4角でかなり外を回すロスがあって4列目で直線に入り、直線序盤で追われて2列目付近まできましたが、L1の坂で伸び切れずに最後はジリジリになって5着までとなりました。
スプリンターズSは内で進んだ馬が優位な馬場状態の中で外を回る競馬となっていたため、ロスが多かった内容を考えると、噛み合えば圏内は期待できるパフォーマンスは見せている1頭と言えます。
13ファストフォース
馬場が重くても対応できているのは今の馬場を考えると大きなアドバンテージで、ある程度時計が掛かった方が先行しやすいだけに、今回は近走よりも大きくパフォーマンスを高めてきそうな1頭と言えます。
前走のシルクロードSは平均ペースで進めて11.9 - 10.8 - 11.1 - 11.1 - 10.8 - 11.6とL3-2地点での再加速が生じており、直線はナムラクレアの外から追撃を図って一瞬はコチラが抜け出しそうな勢いを見せました。
昨年は9着と言ってもコンマ3秒差の微差の競馬ができており、セントウルSは良馬場でメイケイエール相手に2着に好走し、前走のシルクロードSもナムラクレア相手にアタマの差の2着となっており、今回は極度の道悪馬場でパフォーマンスを上げる事が可能ですが人気に大きな差があるため、かなり妙味が大きい1頭と言えます。
12アグリ
前走の阪急杯は押して主張してハナも視野に入れていましたが、最終的には内のメイショウチタンが主張したので控えて番手外で進めていく格好となりました。
道中も1馬身ほど後ろで流れに乗って3角に入り、3~4角でもメイショウチタンの一つ外で仕掛けを待ちつつ、4角でも楽な手応えで差を詰めて先頭列で直線に入る格好となりました。
直線序盤で左手前に換えて一気に先頭に立ち、L1で食らいつくダディーズビビッドに対して抵抗してクビ差で振り切っての勝利となりました。
前走は流れた中で4各出口で軽く仕掛けてスッと先頭列に並びかける事ができており、この流れの中でしっかりと伸び始め良く抜け出し、1200通過が1:07.6となっていました。
この時点では坂を超えてないというのはありますが、1200mでの時計勝負への目途は立てていると言える内容だけに、ここも馬場がそこまで悪化しなければ軽視禁物の1頭と言えます。
5走前の札幌1200m戦では3~4角でも楽な手応えで進め、4角で仕掛けて半馬身差ほどで直線に入りましたが、ここから詰められずにジリジリ食らいつくだけでL1で甘くなっていただけに、馬場が悪化し切った場合には買い辛い1頭となります。
会員様には3番人気のアグリを割引き、情報馬3頭からの3連単指示で6682.8倍的中で334万1400円の払い戻しとなりました。
土曜日の結果
中山9レース
10ジゲン
休養明けの戦績は2,3,2,2,2着と抜群の安定感を見せている1頭。
3走前の妙見山Sは35.3-36.1のややハイペースバランスで進め、12.2 - 11.3 - 11.8 - 11.7 - 12.0 - 12.4のラップ推移で淡々と流れていましたが、好位で流れに乗りながら外からL2で渋太く伸びて先頭に立つ事ができており、抜け出したところでリアンクールに交わされましたが3着以下には3馬身の差をつけました。
4走前のフルーツラインCでは芝スタートで9.5 - 10.7 - 11.0 - 11.9 - 12.1 - 12.9の単調な減速ラップで大外枠から中団外目を追走する厳しい展開の中、3~4角でじわっと押し上げつつ最後まで渋太く伸びてマラードザレコードにはクビ差まで迫って微差の3着(後続には2馬身の差)に健闘しました。
2走前は中団馬群の外に出して揉まれないポジションをキープして進めましたが、先に抜け出した勝ち馬には並びかけられずに2着までとなり、地力は一枚上の存在と言えますが、「早めに動くとソラを使うので、好位で脚を溜める競馬が合っています。」と松山騎手が話しており、今回も先頭に立つとソラを使う可能性が高いため、2〜3着に取りこぼす可能性が高い1頭と言えます。
5ヴァガボンド
3走前の外房Sがかなり難しい形になりましたが、追走スピードの質の高さは見せており、11.7 - 10.2 - 10.9 - 11.9 - 12.5 - 13.0とテンの2Fで22秒を切ってくる中でコントロールしながらハナを切れそうなところで外からかなり競られてオーバーペースになってしまいました。
この感じなら芝スタートはかなり速いと言えるため、今回のメンバーが相手なら逃げの手を打てそうです。
この馬はスピードの質的に良いものを持っているため、不良馬場の高速ダートで良さが生きてくる可能性が高く、前半3ハロンはは33前後を刻んで最後は37を切る感じで走れれば押し切り可能の1頭と言えます。
会員様には上記情報馬からの3連単指示となり、情報通りに10番人気の穴馬5ヴァガボンドが逃げ切る形となり、1番人気の10ジゲンも情報通りに3着に取りこぼして926.8倍的中で37万720円の払い戻しとなりました。
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